ノルウェージャン・フォレストキャットのレオの毎日。
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激しい地震、大きな被害状況が報道されており、胸がつぶれる思いでテレビを見ています。
かくいう私も、都内の勤め先で震度5弱の揺れを経験しました。
今後のために、この日のことを記録しておこうと思います。
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3月11日14:46 地震発生
隣の部の部長が「揺れてるよ」と言いだした時、私はまだ揺れに気付かず・・・
その数秒後、小さな揺れを感じました。
すぐにおさまると思ったら、どんどん揺れは大きくなり、しかもなかなか止まらない。
ガクン、という揺れを感じ、
ファイルをしまっていたキャビネットの引き戸がガラガラと開き始めたのを見て、震えが始まり
「机の下に潜りな」と言われましたが、潜った上に棚が倒壊して
出られなくなるような気がして、携帯も持たずにフロアの出口へ。
隣の部の女の子もそこにいて、
「柱に近い方が安全ですよ。ここにいれば大丈夫です!」
と言って、扉に捕まった私の手を握ってくれました。
この時は、恐怖で膝に力が入らず、自分でもびっくりするほどオロオロしていましたが
手を握ってもらえただけで、かなり落ち着きました。
そこで揺れは落ち着き、一度机に戻りましたがすぐに次の揺れ。
この時は、携帯を持ってすぐに出口へ向かいました。
本当に、このままビルが崩れると思いました。
東京の揺れでも、フロアの出口で扉につかまるのが精いっぱいで
「落ち着いて安全な場所へ避難」なんて、全くできませんでした。
震度7を観測した現地では、その揺れがどれだけ強烈なものだったか
考えるだけでも震えます。
すぐに心配になったのは、レオのことです。
共働きでも猫を飼おうと決意した時、
こういう状況になることももちろん予測していました。
しかし、災害はいつどんな状況で起こるか、それは誰にも分からない。
たとえ私が専業主婦であったとしても、出先で被災するかも知れない。
「かも知れない」ばかりを考えていたら、その先へ進むことができません。
「万が一の時には・・・とにかく人間の安全を確保して、
その上で一刻も早く帰宅して、レオと合流しよう」
どんな災害がどんな規模で発生するのか、実際起こってみないと何も分かりません。
そして、私とダンナが健康でなければ、レオを助けること自体できません。
「起こったらどうしよう」ではなく、
「起こることは前提で、起きた時に最善の策を取る」
レオを飼う時、私が決めたことでした。
しかし、正直甘かったというか、やはり災害は予測できないというか・・・
今回の地震、JRが全線不通になった上、会社方針としても
「二次災害を防止するため、徒歩で帰宅できる人も建物から出ないこと」。
一刻も早く帰りたいところが、全く身動きが取れません。
その間にも余震が発生し、気持ちが焦るばかりです。
今回とても助かったのは、近くに住む姉が在宅しており、
気をきかせてレオと私の部屋の様子を見に行ってくれたことです。
姉は全然つながらない電話を何度もかけてくれ、
停電・断水の中、懐中電灯を手にウチまで行き、レオにエサをあげてくれました。
レオはカーテンの影にかくれ、名前を呼んでも出てこず、
最初はどこにいるのは全然分からなかったとのこと。
いつもなら、玄関のカギをさす前から待ち構えているレオです。
どれだけ怖い思いをしたことでしょう。
姉がエサを出してあげたら、カーテンから出てきて
帰る時は玄関で見送っていたそうです。
もしここで、誰もレオのそばに行けなかったら、
レオはカーテンの影からずっと出られなかったでしょう。
姉には本当に感謝です。
親身になってくれる人が近くにいることも、重要なんだと思い知りました。
結局私は、会社で一晩過ごすことに。
会社の前の大通りは、歩いて帰宅する人がものすごい列になって
車道にもはみ出しながら同じ方向へと歩いています。
隣のコンビニは、商品がすっかりなくなって、チョコレートを買うのがやっとでした。
それなのにお客さんが列をなしているので、何かと思ったら
徒歩で帰宅中の人が、トイレに並んでいるのでした。
確かに、何時間も歩くのですから、当然トイレも必要ですよね。
当然眠れず、ずっとインターネットで状況を見続け、日付が変わり。
4:00頃からダンナと連絡を取り、ダンナの車で帰宅しました。
レオと再会できたのは、7:00前のことです。
ドアを開けたら、ビックリしたのか威嚇のポーズを取っていました。
緊張していたのだと思います。
しかし、思いのほかすぐにリラックスし、いつも通りにエサのおねだりを始めました。
・・・・・この時ばかりは、食いしん坊でよかった、レオち。
エサも食べたので、しっかりトイレもしてくれました。
実は、トイレの位置が地震のせいかズレていました。
しっぽの影に見える小さな白い四角は、電源の差し込み口なのですが
いつもは、トイレの影になって見えません。
トイレの位置が、後ろに下がったようですね。
ただ、食器が割れたり物が倒れたりといった被害は、ウチではありませんでした。
今は、ネットで見た情報を参考に、停電が予想されるので
お湯を沸かして魔法瓶に保存し、ごはんを炊き、湯船にお湯をはりました。
あと、レオといつでも避難できるよう、ケージを組み立てておきました。
停電による寒さは、コートと毛布で乗り切るしかない!
あと、水もボトルに入れて保存しています。
・・・・・これを使うような事態に、ならなければいいのだけれど。
反省点としては、乾電池の買い置きがなかったこと。
「いつか買っておこう」と思いながら、結局忘れたままでした・・・
停電の時に、これほど活躍するものはないのに!
手回しで発電する、ラジオつき懐中電灯をすぐそばに置いて、
テレビを見ています。
・・・・ダンナとレオは睡眠中。
ダンナの実家は福島なので、とても心配しましたが
12:16、連絡が取れ、家族みんな無事とのことです。
留守電に残してくれたので、まだ直接話すことはできていません。
まだ、こちらからかけてもつながらない状態です。
本当に、今私には祈ることしかできません。
一人でも多くの方が、助かりますように。
まだ帰宅できていない方が、一刻も早く帰れますように。
これ以上、大きな地震がありませんように。
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